カプセルホテルとは、通常のホテルと違って「部屋」ではなく「ベッド」のみが用意されている宿泊施設のことであり、個室状に区切られたベッドがまるでカプセルのような形状をしているところからこの名前が付けられました。
法律上では「ホテル」ではなく「簡易宿泊所」に分類される点も、大きな特徴であると言えるでしょう。
注意したいのは、カプセルホテルは原則として男性専用の宿泊施設であるという点です。
ごく稀に、女性宿泊可としているカプセルホテルもありますが、そういった所では女性フロアと男性フロアとを完全に分けるなどの配慮がなされています。
カプセルホテルに宿泊するのは、ビジネスマンが圧倒的に多いようです
そのため、館内には「ビジネススペース」と呼ばれる場所があり、宿泊者はここでノートパソコンを使用したり書類を作成したりすることが可能です。
また、狭いカプセルの中に荷物を持ち込むことは難しいので、1人1人にロッカーが割り当てられ、貴重品や必要最低限の物以外はここに保管することになります。
お風呂については、サウナを併設している所がほとんどなので、こちらを利用します。
ただし、レストランのような食事が出来る空間だけは用意されていない所が大半です。
カプセルホテルの周辺には大体ファミリーレストランなどがあるので、必ずチェックインの前に腹ごしらえをしておきましょう。
ところで、カプセルホテルにおける「カプセル」の中はどうなっているのか興味があるところですね。
寝床だけかと思いきや、そんなことはありません。
テレビやラジオが付いているので、寝るまでの時間を快適に過ごすことが出来ます。
もちろん照明もありますから、読書やちょっとした書き物をすることも可能です。
最後に、カプセルホテルならではの流儀について触れておくことにしましょう。
ホテルと言うと、靴を履いたまま部屋まで行くのが一般的かと思いますが、カプセルホテルではチェックインの前に靴を脱ぎ、鍵付きの靴箱に預けるのが通例です。
また、施設内ではガウンに着替えます。
お風呂や休憩コーナー等に行く時もガウンのままですから、これも通常のホテルとは違いますね。
カプセルホテルとは